資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界

商品説明

2019年3月29日に講談社から出版された佐々木実さんの著書で、
日本人経済学者の宇沢弘文氏の生涯と功績をまとめ上げた作品です。

数々の優秀な論文を発表しながら世界中を驚愕させ、
日本人が平和に過ごせるような世界を追求したその姿勢は、
ノーベル経済学賞に最も近い人物としての評判もありました。

しかし彼は当時の経済学の限界を超えるべく、
ノーベル賞という名誉よりも先を見据えていたのです。

社会的共通資本の重要性を唱えた思想家でもあり、
20世紀の経済学には大いなる影響を与えた宇沢弘文氏の86年におよぶ激動の人生を記した伝記的な内容も特徴です。

難しいと言われているこの宇沢弘文氏の経済学理論ですが、
当時の時代背景や経済状況などと絡めながら詳細に解説している内容も必見です。

資本主義との戦いを繰り広げつつも独自の理論を貫き、
孤軍奮闘していったその姿は世界の経済状況が危ういとされている現代において、
まさに今知っておきたい経済学の1つでしょう。”